起業のはなし -1

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みなさんこんにちは
HINACO社員のしゅんかと申します。

会社設立当時、私は設立手続きに関わる業務を担当していました。
そこで、今回から数回に分けて、合同会社HINACO設立時に実際に私たちが辿った流れについて、実際の体験をもとに紹介していきます。

初回である今回のブログでは、合同会社設立決定時の様子と設立時のおおまかな流れについてお話しします。

合同会社設立決定時の様子

コーヒースタンドを運営することが決まって私たちが最初に決めたのは、そもそも法人を設立すべきかどうか、ということでした。
というのも、お店を運営するには法人を設立することも1つの手段ですが、個人事業主という選択肢もあります。
さらに営利目的で活動する法人の中にも株式会社や合同会社、会社合資、合名会社といった区分もあり、その中から自分たちに適している経営形態を探す必要があります。
この選択肢の中から私たちは、社員である学生自身が意思決定できること、現在の収入があまり大きくないことから「個人事業主」か「合同会社」という選択肢から実際の会社形態を決めることにしました。

個人事業主と合同会社

ここで簡単に個人事業主と合同会社のメリット・デメリットについて紹介します。

個人事業主のメリットとしては各種手続きが簡単であること、事業開始・事業の廃止にお金がかからないこと、会計・経理が法人と比較して容易であることなどが挙げられます。
この点に関して合同会社は、事業開始や税金の申請など手続きは複雑であることもあり、さらに設立・廃業には資金が必要となります。また、会計・経理に関して、決算時には専門的な知識が必要となることもあり、学習・習得の必要があるなど、個人事業主ほど容易に会社設立を進めることはできません。一方で合同会社は、社会的な信用度が高いことや経費に認められる範囲が広いこと、赤字の繰越を認められている年月が長いといったメリットがあります。

また、メリットともデメリットともなり得る要素として税金が挙げられます。
個人事業主は所得税の関係から事業が成功すればするほど税率は上昇し控除額も減少しますが、売り上げが伸びない場合には支払う税金が少ない状態となります。
それに対して合同会社は所得税ほど収入が上がった際の税率の伸びは穏やかですが、たとえ赤字でも法人住民税は必ず発生します。
私個人の感想となってしまいますが、法律や経理に関しての知識が必要な点や売り上げがどの程度になるのかといった点から、どの営業形態が自分たちに合った営業形態なのか判断することは難しかったです。

最終的に私たちは挑戦の意味も兼ねて、合同会社を選択することにしました。

法人登記のおおまかな流れ

会社設立のおおまかな流れてとしては,

  1. 会社概要の決定
  2. 会社実印の作成
  3. 定款の作成
  4. 出資金・資本金の振り込み
  5. 法務局へ登記

となっています。
設立する会社の種類・法務局への登記方法によって各項目の詳細は異なりますが、流れはほとんど同じです。

次回以降項、上の項目についてさらに具体的に紹介していきます。
次のブログもお楽しみに!

合同会社HINACOの社員です。工業大学在学中にビジネスに携わることができるとは考えていなかったので、この貴重な経験ができることをとても嬉しく思っています。微力ながら精一杯努めますので、皆さんも一緒に”私達らしい”キャンパスをつくっていきましょう!

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